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MTSATは航空ミッションと気象ミッションを搭載するため、TT&Cには気象衛星と同じSバンド(2.O/1.7GHz)を使用する。
(5)航空ミッションの概要
MTSATの航空ミッションには、航空通信機能と航法機能(GPS補強機能)があり、それぞれの機能を衛星のハードウェアを中心に以下に説明する。
1)通信機能
航空機との衛星通信方式は、インマルサットで開発れたものを基にICAOの標準が作成され、ICAO条約の附属書(Amex10)に取り入れられた。航空機との通信にはデータ通信と音声通信があり、データ通信についてはP,R,Tチャネルが利用され、PチャネルがGESから航空機への通信、R及びTチャネルは航空機からGESへの通信に使用される。音声通信用のCチャネルは双方向に使用される。各チャンネルの概要は表3.2.1−1に示すとおりである。

表3,2.1−1 衛星通信チャンネルの概要

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図3.2.1−3 MTSATの外観図

 

 

 

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